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『シソンヌライブ[モノクロ]2019』を3月3日よりスタートさせるシソンヌへインタビュー! じろう「昨年よりもっと笑いやすいネタにしたいなと」

今年もシソンヌが全国を行脚する『シソンヌライブ[モノクロ]2019』が3月3日(日)、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場での公演を皮切りにスタート。明日2月3日(日)より全国18ヵ所での公演のチケットが、一般発売となります!

『シソンヌライブ[モノクロ]2019』とは、シソンヌの2人が全国47都道府県で新作のコントを披露するコントライブ。毎年恒例となっている単独ライブ『シソンヌライブ』は公演時間約90分から120分と長尺で、セットや衣装にも凝った作り込んだ内容となっていますが、このライブはよりコントを身近に楽しんでもらいたいという2人の意向で、衣装替えは一切なし。小道具やセットも使わず、約60分というぎゅっとした時間の中でシンプルなコントを楽しめる構成となっています。

今年で4年目を迎える『~[モノクロ]』ですが、実は1年で全国47ヵ所すべてをまわったのは、昨年が初めて。今年も同じく全国制覇を目指すシソンヌへインタビューを行い、全国行脚の感想、今年への意気込みなどを語ってもらいました。
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(向かって左:じろう/右:長谷川忍)

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――いよいよ今年も『~[モノクロ]』が始まりますね。47都道府県制覇を達成できたのは昨年が初めてでしたが、実際まわってみての感想は?

長谷川 うーん......正直、あんまり記憶がないというか(笑)。
じろう ははは! 本当に覚えてないんですよねぇ。
長谷川 後半は覚えてるんですけど、途中、1ヵ月公演があったので記憶が薄くなっちゃってます。......でもまぁ、思ったよりまわれたなっていうのがいちばんの感想ですかね? 来てくれたお客さんの人数も、悲惨な回は一度もなかったですし。
じろう そうですね。今年やってみて昨年よりお客さんが増えていたら、やった意味があるってことになるんじゃないかなと。こんだけ来てくれたんだって思えることは、1つのモチベーションになるのかなと思います。

――じゃあ、今年の『~[モノクロ]』こそ大事だと。

じろう そうですね。昨年は全国あわせて1万人くらいの方が観に来てくれたみたいなので、今年はどれだけ集客を伸ばせるか。あと、会場でDVDを買ってくれたお客さんも多かったみたいでよかったです。

――全国まわってみて、印象に残ったところはありましたか? 例えば、ここはウケがよかったとか、ここはウケなかったなとか。

長谷川 俺はウケなかったところはあんまりなかったと思うけど......どこかある?
じろう 祇園花月じゃない? 寄席で出てもウケた記憶があんまりないんですよね、あの劇場は。
長谷川 確かに、相性は良くないよね。けど、全体的にはいいイメージのほうが大きいですね。初めて行った大分は会場が変わったところにあったりしてお客さんが来てくれるのかなってちょっとだけ心配してたんですけど、結果あたたかいお客さんばかりでしたし。あと、徳島だったっけ? ライブハウスが会場だったところ。
じろう 最後だったよ、徳島は。何?
長谷川 天井のヘリみたいな出っ張りがあったんでしょ。そこ、お客さんも気になるだろうから1回、処理しとかないとなと思って、コント中にそこをいじりました(笑)。会場の特性を活かしながらやっていたので、もうどこでもやれると思います。あと、僕はご当地ガチャガチャを47個全部集めたいなと思ってたんですけど、10個しか集まらなかった。意外となかったんですよねぇ、ガチャガチャが。何個かズルして、羽田空港でやったものもあるんで、今年はできるだけ集めたいですね。

――お気に入りの街ができたりは?

長谷川 お気に入りの街......(と考え込む)。
じろう どこだろうなぁ? 前半は制作スタッフと一緒のスケジュールだったんですけど、後半、僕らの入り時間がギリギリになったんです。で、公演スタートの1時間半くらい前に現地へ飛び込んですぐ劇場で入ってリハやって、本番やって帰るっていう感じだったんで、そこまで楽しめてないんですよねぇ。

――なんと! ツアーをやる芸人さんの大半が楽しみにしている各地での打ち上げもなく、ですか?

じろう 泊まりのときは、打ち上げもやってました。ただまぁ、たまの週末に行くなら、打ち上げも毎回楽しめると思うんですよ。けど、僕らはずっと同じメンバーなんで(笑)。
長谷川 ふふふ、そんなに話すことがなくなるんですよねぇ。まぁ、僕は街中華を見つけたら大体入って食べるのは楽しみでしたけどね。
じろう 各地のおいしいものを食べたい気持ちはもちろんあったんです。けど、あまりそういう余裕はなかったですね。平日は寄席に出て、週末は地方に行って......とか似たようなスケジュールを続けていたこともあったので、昨年は特に記憶が薄れちゃってます(笑)

――そういう日々の中で、楽しみにしていることってなんですか。

じろう いちばん楽しみなのは何をしてるときとか何を観てるときというより、お休みですね。スケジュールの中から休みの日を見つけるのが、とにかく幸せです。今、週に1回あればいいくらいで。
長谷川 月に3回くらいはあるかな。楽しみではあるんですけど、休みだからって何かをやるわけでもなく、僕はネットゲームばっかりやってます。あと、漫画を読んだり、買い物したりするくらいで。
じろう 僕もパチンコ、ゲーム、麻雀......同じことしかやってないです。
長谷川 もちろん、仕事は仕事で楽しいんですよ。ずっとコントをやっている分、ほかの仕事を楽しめるようにもなりましたし、コントはコントでもちろんやりたいことですし。

――シソンヌさんのコントを観るために、お客さんが自分たちの時間とお金を使ってわざわざ単独へ足を運んでくれるのは嬉しいと以前、話されてましたもんね。

じろう もちろん! それは絶対に書いといてください。
長谷川 元々『~[モノクロ]』は、僕らに興味を持ってくれている全国の人たちへ会いに行くっていう意味で始めたものですからね。

――そういう中で昨年、47都道府県を制覇したわけじゃないですか。だったら、今年は休んで、また再来年に全国行脚しようとかにはならなかったんですか?

じろう 制作スタッフさんから「2年は絶対にやらなきゃダメだ。そうじゃないと意味がない」と言われていて。僕らもそう思っているので、今年もやろうという感じです。ただまぁ、毎年ずっとやることになるとは思いますよ、来年も再来年も。
長谷川 最終的に、全国で『シソンヌライブ』をやるためにやっているところもあるというか。全国でやったときに足を運んでくれる人、ファンになってくれる人を増やすために始めたものなので、もし全国で『シソンヌライブ』ができるようになれば『~[モノクロ]』の必要性もなくなるかもしれないですけど。

――全国で開催できないとしても今、全国各地でやっていることで、例えば宮城の公演に秋田の方が観に来てくれる可能性は高まりありますもんね。

長谷川 そうです。そうなれれば、全国10ヵ所くらいで大きく(『シソンヌライブ』を)打っていけるのかなと思います。そこを目指してやり続けるだけです。

――ネタ作りはこれからだと思いますが、じろうさん、現時点でネタについて考えていることはありますか?

じろう 今年は昨年よりも変で複雑なものじゃなくて、もっと笑いやすいネタにしたいなとは思ってますね。昨年はイベントフロアみたいな会場も多くて、(舞台と客席の高さの差があまりないために)地べたに座ったり、寝転んじゃったら後ろの席の人がまったく見えないっていう問題があったんです。だから、シンプルな関係性でシンプルなやりとりの、すげぇ面白いネタがつくれないかなとは思ってます。

――知名度的な観点からいうと、話題となったドラマ『今日から俺は!!』にも出演したことで、お客さんも今年増えるんじゃないかなと思うのですが。

長谷川 あぁ、確かにお子さんに声をかけられるっていう経験を、ドラマに出て初めて味わいました。僕ら、まずあまり声をかけられない上に、かけられたとしても若い男性の方が多かったんです。けど、親子連れから声をかけてもらえるようになって。あと、後半の『~[モノクロ]』はお子さんのお客さんもちょこちょこ観に来てくれたり、ドラマ観てますって声をかけられたりもしてありがたかった。ライブを続けている中で、取り込めない層に知ってもらえた感覚はありましたね。......あぁ、あと、大宮のライブに行く埼京線で、7~8人の学生に顔を指されて「反町先生ですよね?」って言われたんです。「そうです」って答えたら「いやっったぁあああ!」って喜ばれたのは、恥ずかしかったですねぇ(笑)。そういう人たちも、ライブを観に来てくれたら嬉しいですね。

――すでに『シソンヌライブ[huit]』(6月27日から7月7日まで東京・本多劇場、7月13日から15日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKAにて)の開催も決定していて、今年もコントづくしの1年になるかと思うのですが......。個人的にはこのタイミングで、チョコレートプラネットさんとのユニットコントライブ『チョコンヌ』も観られたら嬉しいです。......すみません、また仕事を増やそうとしてますよね(笑)。

長谷川 ははは! やれたらいいですね。チョコプラがあんなキャッチーな売れ方をするとは思ってなかったなぁ。すっかり光と影みたいになっちゃいましたね。僕らが影ってことですけど。

――いやいや、そんな! 両方、光じゃないですか。

長谷川 影っていうのはいい意味で、です。まぁ、あいつらのコント、面白いですからね。以前『チョコンヌ』をやってたときは矢継ぎ早にやってる感じもあったので、もしやるならちゃんと稽古してしっかりと臨みたい。いろんな意味で4人みんな、力が付いてるでしょうからちゃんとやりたいですし、こんな面白いコントをやっている芸人がいるっていうことにも気づいてもらいたいなと思います。で、配信番組とかでもいい。地上波でやらせてほしいとか図々しいことは言わないので、何かしらのかたちでコント番組をやれたらいいんですけどね。

――ほかに実現させたいことはありますか?

長谷川 なんですかねぇ? 僕、寝る前にふと思ったんです。コントをやり続けていて、ありがたいことに数は少ないですけど何度も呼んでもらえるバラエティ番組もある。けど、ここからさらに上へ行くには、誰かに協力してもらうしかないんじゃないかなって。コントしかできない僕らみたいなヤツらをどう使ったら面白くなるのか、こういうことをやらしたら面白くなりそうだなっていう......まぁ、そんなふうに他人の力を借りていくしかないのかなって思ったんです。例えば、昨年の僕だったら深夜の番組のMCに呼んでもらったり、コンビで『タモリ倶楽部』に出させてもらったりもしたので、今年も自分では思ってもいなかったところに呼んでもらえるかもしれないという期待を持ちつつ、コントを続けていきたいと思います。
じろう うん、そんな感じになっちゃうんじゃないですかね。死ぬまで生きていくしかないので(笑)。
長谷川 それこそ、長田はお客さまのニーズにアプローチするのもうまいじゃないですか。僕らはそれができないので、スタッフさんや裏方の方々の力を借りるしかないのかもしれない。10何年、必死でやってきたのに方法を見つけられないっていうことは、2人にそういう術がないってことですから。ふはは! そんな気がするので、コントをやり続けて声がかかるのを待つだけです。

――じゃあ、今年もコント三昧の1年を過ごすと。

じろう そうですね、そうなります。
長谷川 やるしかないですね。だから、ぜひそれぞれの会場へ足を運んでいただけたら嬉しいです。
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【シソンヌ】


福岡の伝説的ローカル番組『福岡人志、』遂にDVD化! パンクブーブー・黒瀬、DVD発売記念インタビュー

先日発売されたばかりのDVD『福岡人志、松本×黒瀬 アドリブドライブ』。本作品は、松本人志が「福岡でレギュラー番組やりたいなぁ」と放った一言がきっかけで、2015年秋に福岡でスタートした番組がDVD化されたもの。

福岡×松本人志=『福岡人志、』と名づけられ、福岡出身のパンクブーブー・黒瀬純とのノープランドライブ旅番組である本番組は、テレビ的な段取りや台本は一切ナシ! これまで8回不定期特番として放送され、土曜日の午前中の放送にも関わらず異例の高視聴率を獲得。DVDを望む声が福岡のみならず、全国から多数寄せられたことに応え、待望のDVD化が実現しました。

そこで今回は、初回~3回放送分までのDVDが3巻同時発売されたことを記念し、パンクブーブー・黒瀬純にインタビュー。2人きりのノープランロケの感想や、番組の裏話などについて伺ってきました!

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ーー初めてこのお仕事の話を聞いたときはどんな風に感じましたか?

初めて聞いたというか......これ、実は自分で作った仕事なんです。

ーーえ、そうなんですか!?

はい。松本さんが飲みの席で、「福岡で番組やってもいいけどな」って言われたんで、それを真に受けて、僕が動いて。その後、松本さんが「(よしもとの社員に)言うといたから」って言ってくださったこともあって、そこからいろんなことがバタバタバタッと動き出しました。

ーー松本さんとはよく飲みに行かれていたんですか?

その時(番組がスタートした2015年当時)は飲みの席が時々ありましたね。

ーーなるほど。そもそも、黒瀬さんが初めて松本さんにお会いしたのはいつですか?

初めてお会いしたのは『M-1グランプリ』(2009年)です。

ーーお会いするまでの松本さんの印象は?

それはやっぱり、スターですよ。"まっちゃん"です。ダウンタウンさんを見てお笑いを好きになって、それで漫才をやろうと思ったんで、憧れの人ですね。

ーーじゃあ、M-1で初めて会われた時は緊張しましたか?

そうですね。でも、M-1ってそもそも緊張してるというか、松本さん一個人にももちろん緊張してましたけど、まず「ネタをやる緊張」というのもあったので、いろんな緊張が重なっていて......。番組の後、軽く打ち上げみたいなものがあって、その時初めてちゃんとご挨拶させていただきました。

ーーそういった経緯を考えると、『福岡人志、』という、台本なし、ノープランのドライブ旅、しかも2人きりでの番組収録は緊張しそうですが......。

第1回目の収録はめちゃくちゃ緊張しましたね。やっぱり、「松本さんと2人か......!」と思うと......。車も軽自動車で、ちっちゃいんですよ。狭いし、距離も近いしで、どうなるかわからないというのもありました。顔も引きつってましたね。

ーー基本的には、ロケの間中カメラを回しっぱなしだったそうですが......。

そうですね。1時間番組なんですけど、6時間回していて。だから、スタッフも「ほぼ泣く泣くカット」みたいなことを言ってました。

ーーロケ中の松本さんの意外だった行動や言動などはありますか?

ガチャガチャがすごく好きなことは意外でしたね。見つけたら必ずガチャガチャをやってらしたんで、視聴者プレゼントにもしたくらい。あとは、ロケ中、思い切って漫才のこととかお笑いのことを聞いてみたりもしたんですけど、意外に真面目に答えてくださって。それにも驚きました。
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ーー特に印象に残っている場面はありますか?

DVDにも入ってるんですけど、メシを食ってる間に車に傷をつけられてたっていうのが印象深いですね。で、その場所が「浜田」っていう町だったというのもスゴイなと思って。

ーーミラクルですよね(笑)。それにしてもあの日のロケはめちゃくちゃ寒そうでしたが......。

めちゃめちゃ寒かったです。松本さん、ロケ終わりにカゼひいたらしいですからね。ホント申し訳なかったです。でも、クロックスを履いてるんですよね、寒いのに。

ーー(笑)。しかも冬仕様のボア付きのじゃなくて、普通の夏用でしたよね、あのクロックス。

そうなんですよ。

ーーロケが終わったあと、番組で打ち上げなんかはあったんですか?

FBS(福岡放送)さんのお偉いさんも、やっぱり"まっちゃん"を見たい、"まっちゃん"に会いたいっていうのがありまして、FBSさんが打ち上げの席を作ってくれて、そこに行きましたね。

ーーそうなんですね~。他に、DVDになっていないこぼれ話エピソードなんかはありますか?

1回目で「ウエスト」っていうチェーン店のうどん屋さんに行ったんですけど、松本さんがすごく気に入られてて。別の、5回目くらいのロケ終わりに、プライベートでウエストにうどんを食べに行ってましたね。そのくらいハマっていただいて、僕としてはガッツポーズでした。

ーー基本的には、お店は黒瀬さんがセレクトしているんですか?

そうですね。番組はもちろんアドリブでブラブラ行くんですけど、いちおう何店舗かは目星をつけておきたいので、僕は毎回事前にロケハンしてます。
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ーー次に行ってみたいロケ地はありますか?

朝倉(市)の方とかは、行けたら行きたいですね。温泉街なんですけど、豪雨災害で今ちょっと観光客が減ってるっていうのがあるんで。あとは久留米の方にもまだ行ってないのかなぁ。でもロケは6時間しかないので......。

ーー久留米に行くのにまず時間がかかっちゃいますもんね。

そうなんです。でも「6時間しかない」って言いましたけど、考えようによっては1時間の番組なのにロケで6時間も回してるなんて贅沢なんですよね。松本さん、そこについてなんにも言わないっていうのがやっぱり、すごいサービス精神のある方だなって思いました。

ーー本当に福岡がお好きそうだし、何食べてもおいしいおいしいって、楽しそうにされてますもんね。ちなみに、相方の佐藤さんからは番組について何か言われたりしましたか?

いや、一言も発さないです(笑)。反応は無ですね。まぁ、相方は大分(出身)なんで、もしかしたら相方が松本さんと大分でやるかもしれないですけど......(笑)。

ーー『大分人志、』ですか(笑)? それも面白そうですね!

まぁ、やっていただければですけど(笑)。

ーーDVDのジャケット裏に「普段お目にかかれない"素の松本人志"を目撃する!」というキャッチコピーがあるんですけど、東京で会うときと福岡で会うときとで、松本さんの印象は違ったりするんですか?

違いますね。やっぱり東京でお会いするときはどうしてもいろんな方たちが周りにいらっしゃるので、近寄りがたい存在というか......まぁ、僕が勝手に緊張しちゃうんですけど。でも、福岡のときは、飛行機降りて、空港からそのままひとりで歩いてこられるし(笑)、そのままピンマイク付けて。車内も2人きりだし、福岡のときの方がいろんな話が聞けて、しゃべりやすいなって思いますね。
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ーー距離が近づく感じなんですね。でも、いったん東京に帰ったらその距離感はまた元に戻っちゃうんですか?

そうですね。僕が、ですけど。そうじゃなきゃいけないなっていうのもあります。この番組の感じで、東京で接したらダメだなと。やっぱそこはちゃんと1本線を引かないと、自分が勝手になぁなぁになっちゃうからよくないなって思って。

ーーでも、番組を通してだんだん仲よくなっていくというか、距離が縮まっていく感じは、それはそれでいいんじゃないかと思うんですけど。

いや、やっぱりそれだけじゃねぇ。「失礼だな!」って自分で思って(笑)。「先輩にそんなこと言っちゃダメ!」って、途中で思って。ブレーキかけないと、どこまでもいっちゃうんで。

ーーでも、松本さんって後輩からキツいツッコミをされることを結構楽しんでいらっしゃるようにも見えますが......。

そうですねぇ。でもやっぱり、周りが許さないというのももしかしたらあるかもしれないんで、一線はちゃんと越えずに。でも、この続きのやつ(4回目以降)が結構一線越え出すんですよね。

ーー(笑)。じゃあ、4回目以降もぜひDVDで見させていただきたいです!

で、また後半で引き締めてます(笑)。

ーーでは最後に、DVDのPRをお願いします。

本当に6時間もカメラを回していて、それを70分ぐらいにしているので、絶対に面白いと思います。あと安い! 特典映像も入っているので、ぜひ買ってください! あとは、僕がちょっとずつ太っていってるので、そこもぜひ楽しみに見てください(笑)。
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【パンクブーブー】【黒瀬純】


ガリットチュウ・福島「僕の覚悟を観に来てほしい」1人で初めて開催する単独ライブへ向けたインタビュー!

2月23日(土)、東京・ルミネtheよしもとにて、ガリットチュウ・福島善成が初めて1人で単独ライブ『ガリットチュウ福島の哀愁プンプンLIVE』を開催することになりました。

昨年、船越英一郎さんやダレノガレ明美さんのモノマネで一躍、注目の芸人となった福島。野性爆弾・くっきーとのテレビ出演、1人で40人を演じ分けたアートブック『哀愁 ガリットチュウ福島のモノマネ人生劇場』(ヨシモトブックス刊)の発刊などで数々の話題を提供し、2018年のブレイク芸人6位にも選ばれるなど大活躍でした。
普段は「ガリットチュウ」というコンビで活動している福島ですが、今回は1人で、しかも東京にあるよしもと常設劇場の中でいちばん大きいルミネで、単独ライブを行うことに。1人での開催を決意した裏には、相方・熊谷岳大への並々ならぬ(?)思いがあるようで......。日々、プレッシャーを感じながらも覚悟を持って新しい挑戦に挑む福島へ、意気込みなどを含めてさまざまことを語ってもらいました。

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(ガリットチュウ・福島善成)

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――まず、1人で単独ライブを開催しようと思ったいきさつは?

「挑戦っていうか、相方のせいにしないためにやろうと思ったというか。最初は2人でやろうと思ってたんですけど、熊谷のクズなところが山ほど出てきまして。このままだと、(ネタをやらない理由を)相方のせいにしてしまう。だったら一度、自分の責任で全てやってみようということで、今回開催することにしました。......あいつはあいつで面白いんですけど、向き合い方を変えていこうということですね」

――熊谷さんのどんなクズ行動がそう決意させたのか、具体的に教えてもらってもいいですすか。

「いろいろとあったんですけど......まず、今年はインスタに毎日何かを上げる、どんなことがあってもやりますって言ってたのに、もうすでに3~4日休んでるんです」

――え、まだ今年が始まって3週間くらいしか経ってないのに?

「そうなんです! 昨年末に『来年は変わります! 毎日、インスタにギャグ上げます! 来年の俺を見てください!』って言ってたのに、それも3回くらいしかやってなくて。......すごいですよ。いっちばんひどかったのは、『芸人報道』のクズ芸人特集で酒を控えるって決意してたんですよ。社長とも飲みに行きません、って。収録が終わって、僕は『オールザッツ漫才』があったので、すぐ大阪に飛んだんです。翌朝まで収録して、翌日は仕事があったんで東京に戻って現場に行って。その仕事、相方も一緒だったんですけど、ちょっと遅れてきたら、めっちゃ酒臭くて......。先輩の前で誓ったのに、すぐ破ってる。クズだなぁ!!!って哀しくなりましたよ。ふはははは!」

――その辺りが、開催への原動力になったんですね(笑)。

「はい。やる気にさせてくれて、ありがとう!って思ってます。言い訳も効かない状況で、自分から生み出したくて単独をやることにしたんですけど......、毎日プレッシャーしかないです」

――内容はコント中心ですか?

「そうですね。まだ構想段階なんですけど、船越英一郎さんのモノマネで『火曜サスペンス劇場』みたいなものをやったり、ダレノガレ明美さんの日常みたいなものをコントでやろうと思ってます。あと、哀愁モノマネの新作撮りおろし20ネタを、画像で見せようとも思ってます」

――話題となった著書『哀愁〜』の登場人物・和田千鶴さんは出てこないんですか?

「予定はなかったんですけど......(ちょっと考えて)やってもいいのかもしれないですね。基本、1人でやるつもりだったんですけど、誰かを入れてやっても学生コントをやってもいいなと今、思いました。めっちゃいいこと言ってくれますねぇ! うん、やるかもしれないです。あと、重大発表もあります。僕にとっての重大発表であって、みなさんにとってはそうじゃなかったら申し訳ないんですけど、お客さまに決めていただこうと思っていることがありまして。今日、いろんな取材を受けましたけど、ここまで具体的に話したのは初めてです。何かしらの重大発表がありますので、その辺りも注目してもらうといいかもしれないですね」
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――どんな重大発表なんでしょう......。いいことであることを期待してます。先ほど話した通り、『哀愁〜』というタイトルの著書も発売されましたが、福島さんにとって哀愁はご自身のテーマみたいなものなんですか。

「20年間売れずに芸人をやり続けたら、勝手に哀愁が出てきたんでしょうね。前からあったものではあるんでしょうけど、自分の年齢と芸歴に乗っかって哀しさが笑いになっていったのかもしれないです(笑)。だって、20代だったら絶対にクローズアップされていないものだと思うので」

――哀愁......確かに、福島さんたちは激動の若手時代を送ってきましたもんね。銀座7丁目劇場と渋谷公園通り劇場という2つの常設劇場があったのに両方なくなって。ルミネtheよしもとができるまで、若手芸人はいろんな会場を転々としてライブしていた時期がありました。フジタヴァンテとかでライブやってましたよね?

「そうそう、フジタヴァンテ! 懐かしいです。本当にいろんなところでライブやってましたけど、あれ、マジで大変でした。自分たちで(お客さんが座るための)椅子を並べたり、照明の設置を手伝ったり、出演者全員でやってましたからね。今の若手は自分たちの劇場がちゃんとあるから、すげぇ羨ましいです」

――そんな時代を経て、今回は1人でガッツリと120分やるわけですけど、コンビのときと心境はまったく違いますよね?

「違いますねぇ。2人でやるのとは全然違うので、本当に不安です。僕らコンビで死ぬほど前説をやってきたので、2人でいればなんでもそれなりにできるんです。前説って例えば何かしらの都合で開始時間が遅れることもあるので、30分やることもあるし、最長で1時間に伸ばしたこともある。そこは阿吽の呼吸っていうと恥ずかしいですけど(笑)、2人で泥臭くクリアしてきたんですよね。......相方がいたらめちゃくちゃ楽なのはわかってます。けど、今の自分の状況をあいつのせいにしてしまわないために、今回は1人でやってみたい。ピンでやることによって何かが変わるんじゃないかなと......ちょっと真面目な話になりましたけど(笑)、そんなことも思ってます。そうそう、ピンで営業も回りたいので、営業ネタも今回、真剣に作ってお見せできたらとも思ってますね」

――ただ、先ほど話していたようにプレッシャーは半端ないですよね。

「そうですね。朝起きた瞬間から、毎日"やべぇな!"と思ってます。僕が1人でやることによって、相方がピリッとするかな、焦るかなと思ってたんですけど......楽だな、ラッキー!って思ってることがわかりまして。まぁ、そういうところも面白いんですけど、ちょっとイラっとしますよねぇ」

――『哀愁〜』を発刊した際、マスコミ向けのイベントをやったじゃないですか。あのとき、熊谷さんがMCでしたけど......かなりワチャワチャしましたよね? ちょっと......ヒドかったというか(笑)。

「ふははは! 僕も、タケトさんにMCやってほしかったんですよ。この前の営業でもMCやってたんですけど、あいつ、声デカいじゃないですか。10か1しかできなくて、いきなり10の声を出したから、お客さんがみんな、肩をすくめて耳塞いじゃって。そんな閉じた状態からのスタートじゃ、なかなか取り返せないでしょ? それをあの出版イベントでもやりましたよね。もちろん、あいつも頑張りたいからそうしたいんでしょうけど、マスコミのみなさんが肩すくめてるから、船越英一郎さんのモノマネで出ていったのに、素で『お前、声がデカすぎるよ』って注意しちゃいましたよ。......僕、相方のいない会見のほうが調子いいですよね? そう思いません?」

――福島さんが出られた会見の現場にいろいろと行かせていただいてますけど......、確かに熊谷さんがいると、相方を大切にしている分、福島さんはなんとかフォローしようとしてしまうので、本来と違う作業が増えているというか。タケトさんとかがいたほうが、その日のキャラに集中できてる気はします。

「ははは! そうですよね。これ、書いといてくださいね。あいつ、読むと思うんで」

――わかりました(笑)。そもそも福島さんが1人で活動を増やしたきっかけは、熊谷さんの一言からだったんですよね。

「一昨年の初めに突然、呼び出されて、あいつに個々での活動を増やそうって言われたんです。え、お前が言うんかい!ってズッコけそうになりましたけど、今はあのとき、ああ言ってくれてありがとうって思ってます。......この前、ファッション誌で熊谷のお部屋拝見みたいな取材があったんですよ。よしもとサイドは僕とマネージャー、雑誌担当で自宅に向かったんですけど、まったく陽の当たらない5畳一間で、置いてあるのは平成ノブシコブシ・吉村にもらった使い古しのベッド。壁はタバコのヤニで真っ黄っ黄で。雑誌の編集部の方も都心で1人暮らし、41歳の独身なら、そこそこのいい家に住んでると思っていたんでしょうね。けど、見たら不幸になるような部屋でした。そのときもありがとう!って思いました。頑張らなかったらこうなるんだって、相方はいつも教えてくれます」

――熊谷さんは反面教師なんですね(笑)。

「はい。だから、いつも感謝してます。打ち合わせに来るのも、あいつがいちばん遅いんです。しかも遅れて来た瞬間、来たっていうフラグを立てるために荷物だけ置いて、すぐにタバコを吸いに行くんです。で、10分くらい帰って来ない。僕はだいたい10分前には到着するようにしてるんですけど、あいつのせいで開始時間が15分くらい遅れるんですよね。あいつ、マジで............って、ずーーーっと愚痴ってるな(笑)」
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――ははは! 止まらないっすねぇ。

「今って、コンビ仲がいいことに(世の中の人が)ほっこりとする世の中じゃないですか。僕は相方をボロカスに言うから、周囲からやめたほうがいいよって言われることがあるんです。けど、どうしようもない奴だからこそ、いじるのが本物の愛だぞ、って思うんです」

――愛情ないと、怒ったりもしないですよね。無関心な人に感情は動かないですから。

「そうです、そうです。仲がいい人たちは、相方をおいしくしてるねって言ってくれます。......ふふふ、そうだ。いちばんお金がなかったとき、神奈川テレビで放送してた『キャナガワ』っていう番組で2年間、レギュラーとして出てたんです。その最中に、相方の前歯が半分に折れたことがあったんですよ。『お前、前歯は直そうぜ』って注意したら、ティッシュを詰めてきたんですけど、収録中にメロンソーダを飲んだら、そのティッシュが緑色になったこともありました」

――ははは! 面白いですね。

「面白いですよねぇ。本気でキレましたけど、笑ってもしまいました。でも、もう笑いません」

――なんだか固い決意のようなものを感じますが......今回の単独は覚悟のライブになりそうですね。

「なります。だから、僕の覚悟を観に来てほしい、絶対に。ベタなことをやってでも笑ってもらいたいというか、格好だけはつけないでおこうと思いますし、みなさんに笑顔になってもらえるライブにしたいと思ってます。あとは重大発表もありますので、ぜひ会場で見届けていただけると嬉しいです」

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『ガリットチュウ福島単独ライブ「ガリットチュウ福島の哀愁プンプンLIVE」』
日時:2月23日(土)開場19:00/開演19:30/終演21:30
会場:ルミネtheよしもと
チケット:前売3000円/当日3300円
チケットよしもと(http://yoshimoto.funity.jp/)にて発売中!



【福島善成】【ガリットチュウ】


天竺鼠・川原、物語を考えるのは移動中の新幹線! 初の絵本『ららら』刊行記念インタビュー

天竺鼠・川原克己が文と絵を手がけた絵本『ららら』(ヨシモトブックス・刊)が現在、好評発売中です!

本著は、そう来たか!と驚く独自の発想力と唯一無二の世界観を持つ川原による、初めての絵本。摩訶不思議な17篇の物語には、川原らしさが満載。それぞれをイメージして描き下ろされた絵も、見れば見るほどじわっとくる味わいあるものばかりです。
今回のインタビューでは本著についてはもちろんのこと、1月14日まで東京・有楽町マルイにて開催された個展『Maenomeri展~みなさんの前のめりを卵とじにします~』ほか、今後の創作活動についての展望も話してもらいました。
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(天竺鼠・川原克己)

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――今回収められている物語は元々、ご自身のブログに書いていたものなんですよね。

「最初、ブログに書いてたんですけど、絵本を出したいなと思ってから放ったらかして、携帯電話とかに小さい物語をバーっと書いていて。その中から選んだ物語を、今回の絵本に入れました。だから、物語自体はもっともっとあるんです」

――17篇の物語はどうやって選ばれたんですか。

「内容が被らないように、ということですね。いろんなジャンルの話があって。例えば『カバに育てられたF1レーサー』だったら、似たような話の中からじゃあカバかなっていう感じで決めていきました」

――物語自体は、どういうときに書かれていたんですか。

「新幹線の移動中が多いんじゃないんですかねぇ。自由席に乗ったときにサラリーマン同士が会社の上司に怒られたとかそういう話をしていて、どこが自由席やねんってよくわからないことを思ったりしたんですよ。もちろんそういう意味じゃないことはわかってるんですけど(笑)、みんな、いろんなものに縛られてるのに自由席っていうところで好きな席に座ってるのが面白いなと思ったりして。......新幹線って赤ちゃんが泣いていたり、人がいっぱいいるから(アイデアが)思いつきやすいんですよね」

――自由席に乗るのは敢えて?

「敢えて乗ることもありますよ。仕事に向かうときはさすがにできないですけど、帰るだけやったら自由席でええかなって。自由席のほうが面白いんです、いろんな人がいっぱいいるから」
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――なるほど。17つの物語を選んでから、絵を描き始めたわけですよね。

「そうですね。ただ、『洞窟』だけ描くものがなかなか決められなくて......。どうしようかなぁって悩んで、レシーブでええかってなったんですかねぇ。書いてみたら難しかったんで、(描き直しも)そのまま載せちゃおうということになりました。この絵を見て、どういう意味が込められているのか、真剣に考えている人がいるところも含めて好きです(笑)」

――(笑)。奥付にレシーブする男の子が載ってますが、これ、うまく描けてますね。

「そう! やっと上手に描けたので、あぁ、よかったねぇ!ってみんなに拍手をもらえるように、最後に入れました。あんだけ練習すると、上手に描けるもんですね」

――制作期間はどれくらいかかったんですか。

「物語は内容自体、変えてないんですけど、文章的におかしいところは手を加えました。絵は......期間としてはどれくらいやろう? たぶん(刊行の)3~4ヵ月前には言われてたと思うんですけど、最後の1週間くらいで頑張って描きましたね(笑)。ほんまにギリギリで、やばい! 明日までに出さないといけないんだって思いながら描いて......。最後にうつらうつらしながら描いたのが、『どうせまた読むのに読み終わる物語』の絵です。走る姿を描きたかったんですけど、難しかったんで最後まで描かずにいて。で、明日までに出さないといけないってなったんで寝ぼけながら、何描いてんだよ! 二度としない走り方ってなんやねん!って思いながら描きました。......そうだ、『赤いまんじゅうを怖がるおじさん』は、これとこれ(おじさんと男の人)は先に描いてたんです。なんかもう1つ欲しいが描けたから寝ようと思って......眠りに入る前に『赤いまんじゅう~』のことをふと考えて、富士山を書こうと思い立って寝ぼけながら描きました。なぜ富士山になったのかは、今もわからないです」

――川原さんのお気に入りは? 個人的に物語は「どうせまた~」が、絵は「誰のものでもないエビフライ」がいちばん好きでした。

「あぁ、いいですねぇ! エビフライの絵はでっかいのを描きたいっていうイメージがあって、最初に描きました。『どうせまた~』も、僕っぽくていいですよね。僕は......『カバに育てられた~』ですかねぇ。好きだから最初に持ってきたんですけど、この内容のなさがいい。カバに育てられたのにどう育てられたかも、カバに育てられたF1レーサーだからこその試合展開とかもないところが大好きです。あとは考えてくださいって読み手に委ねられるのは、絵本だからこそできることですし、この話と『魔女と魔女と僕』は1、2番目に好きですね。あと......絵は表紙がいい。これは最後の『ららら』に描いているイラストのアップなんですけど、油絵の具で描きました。ほかの絵は、水彩色鉛筆。絵が描くのが好きって言ったら、ブルゾンちえみが誕生日にくれたんです。鉛筆で塗ってあとから水に溶いて絵の具にしたり、鉛筆をそのまま水に浸けて描いたりして描きましたね」
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――個展も大盛況ですね(註:本インタビューは最終日14日に敢行)。

「ありがたいです。有楽町っていう、いい場所でやらせてもらったのもよかったです」

――ここまで大きな個展に初めて挑戦してみたことで、やりたいこともいろいろとまた出て来たんじゃないですか。

「今回、空間デザインもやらせてもらったんですけど、あぁ、こういうのって好きだなぁと思いました。水を張ってみたり、変なところから風を出したり、制限のない空間だといろんなことができそうだし、もっといっぱいボケられるなぁと。今回も楽しんでくれている人たちを観るのが好きだったので、いつかもっといろんなことができる空間を作って上から観たい。ネタを作って観てもらう、ものを作って観てもらうのも好きですけど、空間にハマりそうです。今回の個展も、全国でできたらいいですね」

――絵本については、いかがですか?

「出したい気持ちはあります。絵本って長いこと読んでもらえるものなので、いろいろと出していって、どれか1つでもいいから目に止めてくれた人が、ほかのものも読んでみようと思ってくれたらいいなと。そうなるまで、出し続けるのもいいかなと思ってます。あと、絵も描いていきたいですね。僕が面白いなと思う1つに、腹立つことっていうのがあるんですよ。なんやねん、これっていうね。絵自体を油絵の具で描くと、何、色重ねてんねんみたいな感じで"なんやねん"が増して、より腹が立つじゃないですか。だから、今後は油絵もやっていきたいなと思っています」

――今回の絵本は大人が楽しめる要素も多いですけど、川原さんの絵のタッチとか話の空気感って子供も面白がりそうですよね。

「ね! ジャルジャルの後藤さんが2~3日前に、動画を送ってきたんです。子供がお前の絵本の中にある『ガモジ』っていう話を読んでるんやけど、ちょっと心配やわぁって。ずーーっとガモジ! ガモジ! ガモジのとこ読んでって言うてくるって(笑)。ガモジってなんなん? 何これって子供に言われてんねんけど、なんて答えたらいいねん。ちょっと怖いねんけどって言うから、知らないですよ〜って返しました。そういう感想は嬉しかったですね」

――後藤さんは不安がってますけど(笑)、子供向けのワークショップとかやってほしいです。

「うわぁ、やりたい! 子供って、しつこいの好きじゃないですか。僕自身も大好きで、それこそ後藤さんの家へ行って、子供がよくやるうわぁっていう脅かし合いをやってたんです。僕、ずーーっとできるし、やればやるほど面白くなるんですけど、そのときは先に子供が飽きて、もういい、もういい!って言われましたね(笑)。やるなら絵本の読み聞かせとかもいいかもしれないです。あと、テレビの番組で子供と被りものを被って踊りたい。これはいつか叶うといいなと思ってます」

――1つでも多く実現できることを願っています。では、最後にインタビューを読んでくださっているみなさんへ、改めて絵本『ららら』をアピールしていただけますか?

「えぇっと......そうやなぁ。たくさんの人に手に取ってもらって、読んでもらって......使ったことがない脳みそを刺激して、気持ち悪くなってほしいなと思います。絵本は何冊あってもいいですからね。1冊と言わず、2冊、3冊と手元に置いてください。よろしくお願いします」
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『ららら』
文・絵:川原克己
価格:1400円(税抜)
ヨシモトブックス刊


【川原克己】【天竺鼠】


iPhoneの最新機種&最新iOSの役立つ機能を紹介した著書『もっとスゴいiPhone 超絶便利テクニック125』を発刊したかじがや卓哉へインタビュー!

iPhone芸人として知られる芸人・かじがや卓弥の最新著書『iPhone芸人 かじがや卓哉の もっとスゴいiPhone 超絶便利テクニック125 XS/XS Max/XR対応』(インプレス刊)が、現在絶賛発売中です!

本著ではiPhone XS/XS Max/XRと新iOSの役立つ機能が網羅された1冊。毎年1000件を超える相談を受けているかじがやが、評判のよかった125テクニックを厳選し、わかりやすく解説しています。
今回は、著者のかじがや卓哉にインタビューを刊行。iPhoneに詳しくなったいきさつ、本著について、さらにピン芸人としての活動についてなど、余すところなく訊きました。

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(かじがや卓哉)

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――まず、かじがやさんがiPhoneに詳しくなったいきさつを教えていただけますか。

「最初、日本に上陸したのがiPhone 3Gという機種だったんですけど、まだ流行ってなかったその初期からiPhoneを使っていたんです。上陸して3年目くらいから人気が出てきたんですけど、あらかじめ使っていた僕はその頃、すでに使っていてわからないことがなかったというか、こういうことができますよって教えられることが多かった。で、みなさんに教えているうちに"iPhoneに詳しいヤツがいる"と質問が集まるようになって、わからないことを調べながら教えていくうちにどんどん詳しくなっていきました」

――独学で詳しくなっていったんですね。今回発売された著書は、そういう中でどういったものなんですか。

「一昨年、発売した『iPhone芸人 かじがや卓哉の スゴいiPhone 超絶便利なテクニック123 iPhone X/8/8 Plus対応』は昨年、日本でいちばん売れたiPhone解説本だったんです。今回はそのアップデート版となりまして、内容でいうとiPhonXS、XS Max、XRという最新の3機種に対応したものであるということ、また――表紙にちっちゃく書いてあるんですけど――最新iOSにアップデートした人も対象となっているので、iPhone5S以降の機種を使っている人ならば旧機種であったとしてもすべて当てはまる内容となっています」

――OSってなんとなくアップデートしてる人が多いと思うんですけど、やはり機能は著しく変わっていくものなんですか?

「確かにアップデートしただけで新機能が追加されたことに気づかない人って多いですね。けど、iPhoneって実は毎年、かなりの機能追加があるんです。例えば、2年前にiPhoneを買ったとして2回アップデートしたとしますよね? そうすると、実はめちゃくちゃ使えたのに知らなかったからスルーしてる機能ってみなさん、たくさんあると思います。例えば、いつアップデートされた機能だったのかは忘れてしまったですけど......(と、自身のiPhoneを取り出して)、カギカッコって"かっこ"って入力して変換している人が多いんですけど、フリック入力の"やゆよ"を左右に振れば"( "と" )"って出てくるんですよ。これ、Androidもそうなんですけど」

――うわっ、知らなかったです! では、せっかくなので1つ質問してもいいですか。文字を入力する時、連続で同じ文字を打ちたい場合、通常だと一度文字を打って少し待ってから同じ文字を打たないといけないじゃないですか。これって連続ではできないんですか?

「もしフリック入力しかしてないんだったら、長押ししてキーボード設定を出してフリックのみっていうところをオフにすると、連続で打てるようになりますよ」

――本当だ。すごく便利ですね!

「こういう知ってたらすぐ使ったのにっていう機能が、この本の中にたくさん入っています。僕は年間1000件くらいiPhoneに関する相談を受けるんですけど、その中で相談者に『こんな機能があるんですけど』って教えて反応がよかったものを選んで紹介しています。疑問を持っていても本の中のどこを読めば解決するのかわからないという方は、後ろの索引で探していただければ見つけやすいと思いますよ。設定の写真などは1枚ずつ載せられないんですけどわかりやすい画像は載せていますし、新しいiOSに変わったので画面の全ページ撮り直しました。みなさんが使っている表示画面と同じなので、理解してもらいやすいかなとも思います」

――昨年末に放送された『アメトーーク!』のスペシャルでもiPhoneの知識を披露されてましたけれど、放送後の反響は今回もすごかったんじゃないですか。

「毎回、すごく反響は大きいですね。昨年末より前に出させてもらったときは、放送から2日後にTwitterのフォロワーが1万人増えました。日本人の半分がiPhoneを使っていますし、オンエア中に紹介できることって限られてるんですけど反応を見るとみなさん、知らなかったことが多いみたいですね。年末のオンエアのは、収録中に説明した内容の30%くらいなんです。だから、この本を読んでさらに詳しくなっていただければ。知っていたら、役立つことはほかにもたくさんあると思いますよ」

――iPhoneに詳しいかじがやさんですが、そもそもなぜ芸人になろうと思ったんですか?

「僕ですか?(笑)高校を卒業して、税理士資格を取る勉強をしていまして。7年かかって合格できたんですけど、合格率が1.8%とかなり大変なので試験勉強ばかりしていたら、友達がいなくなってしまったんです。そりゃ、そうですよね。遊んでる時間がないと誘いを断り続けたので。で、友達を作るためにNSCに入りました」

――NSC東京14期生。同期は相席スタート・山添さん、スパイクさん、EXIT・りんたろーさんとかですよね。

「そうです。最初はコンビを組んでたんですけど、解散してからはなかなか相方が見つからず、1人で活動することになりました」

――コンビを組んでいたということは、今のようなビジョンを描いていたわけではなかったということですよね?

「こんなビジョンは描いてなかったですね(笑)。漫才で『M-1グランプリ』に出るために頑張る......みたいなことを目指してました。ピン芸人になることを想定してNSCにも入ってないので、ピンのやり方がわからないなぁと思っていて......。『R-1ぐらんぷり』も何回か出て、3回戦くらいまでは行けてたんですけど、今のところはお休みしています。若手のランキングシステムにも参加していなくて、今は独立したかたちで活動してるんですよね」

――かじがやさんの世代くらいから、特殊な知識や技能、資格などを活かして専門的な活動をする芸人さんたちって増えましたよね。

「そうですね。ただ、需要がある方向に進んでいたら、今のかたちになっただけで......。こういう活動しているほかの芸人さんたちもみんな、お笑いで1番になることを目指してこの世界に入ってきたんじゃないですかね。だから本来、思い描いていたかたちじゃないんだろうなと思います。僕もそうですから」

――未だに『M-1グランプリ』への憧れはありますか?

「あぁ......。実現できる可能性が低いものに関しては、自分のこととして見なくはなりました(笑)。ネタで頑張ってる芸人がいちばんかっこいいと今も思っているんですけど、自分が人の需要や期待に応えるためには特殊な技能や知識を活かしたほうがいいかなと思っています。だから、これからも芸人としての目線を持って面白くて楽しい且つ役に立つ情報を、みなさんに伝えていけるような活動を続けていきたいですね」

――では、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっている方々へ、改めて本著の告知をお願いします!

「前作からさらにパワーアップした今作は、悩みに悩んで厳選した125のテクニックが載っています。使いこなせていないという自信のない方にもオススメですが、使いこなせていると思っている方にもオススメの機能がたくさん載っていますので、iPhone5s以降の機種をお持ちの方はぜひ読んでいただければと思います!」

2月21日(木)13時から東京・丸善 日本橋店にてトークショーを開催。iPhoneの使いこなし術を教えてもらえるチャンスをどうぞお見逃しなく。なお、参加したい方は、インプレスブックスのウェブ(https://book.impress.co.jp/readers_entry/event190221.html)にてお申し込みください。

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『iPhone芸人 かじがや卓哉の もっとスゴいiPhone 超絶便利テクニック125 XS/XS Max/XR対応』
著書:かじがや卓哉
価格:1380円(税抜)
インプレス刊

【かじがや卓哉】


入江との不思議な関係性を描いた矢部の新作漫画も発表! 17年ぶりの単独ライブ『元友達』開催のカラテカインタビュー

コンサルタント会社を起業し、社長業の傍ら年間150本講演会を行う入江慎也と、エッセイ漫画『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞短編賞を昨年受賞した矢部太郎のコンビ"カラテカ"が、2月9日(土)、10日(日)の2日間、東京・CBGKシブゲキ!!にて、単独ライブ『カラテカ メモリアルフェア「元友達」』を開催します。


カラテカとしての単独ライブは、実に17年ぶり。
高校の同級生として出会って25年、コンビ結成22年――それぞれ独自の道を歩みながらコンビ活動を続けてきた2人に、矢部の新作漫画も発表するというライブの構想、これまでの足跡、そして不思議な関係性などについて伺いました。

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カラテカ(向かって左から、入江慎也、矢部太郎)


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――カラテカとしての単独ライブは、17年ぶりだそうですね。どうしてこのタイミングでの開催になったのでしょうか?


入江 2年くらい前から、カラテカの単独ライブをやりたいなっていうのがあったんです。結成20周年だったので。それを矢部に言ったら、「タイミングをみようよ」みたいに言われて。今、矢部の本が売れて、世の中に出た感じだから、「もう一回やろうよ」って声をかけたら、「それだけ言うなら」って承諾してくれた感じですかね(笑)。
矢部 そうですね。「今なら出来ることがありそうだな」って、やろうと思いました。


――15年くらいの間、単独ライブをやろうとはしなかったんですか?


入江 普通のネタライブはやっていたんです。2ヶ月に1回くらい、他の後輩を7組とか呼ぶライブは。単独は僕らだけしか出ないんですけど、確かに考えなかったですね。


――『元友達』というタイトルについては?


矢部 僕ら高校の同級生で、入江くんが誘ってくれてお笑いを始めたんですけど、その前は普通に友達で、お笑い始めたら、関係性が少し変わって来ますよね。今回、ただネタだけをやるだけじゃなくて、出会った時から、こういう風に関係性が変わって、今があるっていうようなものをお見せしたいなと思ったんです。そんな意味を込めたタイトルになりました。


――コンビ結成直後から『元友達』の関係になったんですか?


入江 どうでしたかね。
矢部 今も友達ではあると思うんですけど、純粋な友達ではなくて、そこはエンタテインメント性があるテーマかなって思います。それをテーマにした漫画を普通発表してもいいけど、せっかくコンビなので、二人で舞台上で出来たら、立体的に発表出来るんじゃないかなと思っています。


――全体的にノンフィクションということでしょうかね。


矢部 そうかもしれないですね。コンセプトとしては、ノンフィクション性があって、ネタもひとつのその要素としてやる感じかもしれないです。


――そういったコンセプトを聞いて、入江さんはどう思われたんですか?


入江 「ああ、いいんじゃない」って。


――あっさり快諾と(笑)。今から思うと、高校時代、お2人が友達だったことの方が意外です。


入江 そうですよね。僕の友達が矢部を連れてきて、それから誘うようになりました。クラスは一回も一緒になったことがなかったんですけど、不思議ですよね。
矢部 「どこで出会ったの?」とか「本当に友達だったの?」って質問されたりもするので、今回の単独ライブは、そういった疑問への答えにもなるんじゃないかと思っています。

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――漫才とコント、そして漫画を使ったパートがあるわけですね。ネタはどうやって作られるのでしょうか?


矢部 オコチャという芸名だった元芸人の冨田雄大くんが、今作家をしていて、2年くらい前から僕らについてくれているんですね。先程言ってたネタライブとかは、3人で作ったり、僕と冨田くんでネタを考えていて、今回もその流れでいい感じのネタが作れるんじゃないかなと思います。でも、冨田くんが言うのを僕が書記みたいに書いている感じですね(笑)。
入江 もともと入江軍団の一人で、ずっと可愛がっていたんですよ。「芸人やめます」って言うから「じゃあ、俺ら手伝ってよ」って誘って。死ぬほど飯は奢っているので、文句は言わせません(笑)。


――(笑)。協賛するスポンサーさんは、入江さんが集めたそうで。


入江 はい、38社集めました。「今回、相方と17年ぶりに単独ライブをやるので、お力をひとつお貸しいただけますでしょうか」と、全部LINEでお願いしました。


――LINEだったんですか。スポンサーさんのメリットは?


入江 メリットになるかわかりませんが、僕のミニ講演会か、社長さんの似顔絵を矢部が描くか、どちらか選んでいただけます。
矢部 本当はその会社の宣伝になるような漫画を1ページ描かせてもらおうかと提案させてもらったんですけど、競合とかの問題があるから、似顔絵になりました。でも、協賛についてくれたおかげで、チケット料金を安く抑えられたんです(前売り2000円、当日2500円)。そのことでお客様に還元が出来たし、会社的にも赤字にならないので、感謝しています。


――前回、17年前の単独ライブって覚えてらっしゃいますか?


入江 覚えてます。新宿のスペース107っていう、今はなくなっちゃったところでやったんですけど、お客さんを呼びすぎちゃったんですよね。
矢部 立ち見もギュウギュウで。雨の中、タレントさんとか関係者とか外で待たせちゃったので、今回はそうならないようにしなきゃね。
入江 当日は雪が降らないといいね。


――矢部さんが漫画の才能を一気に開花させた訳ですが、これまでもコンビ間で、矢部さんのイラストは使われていますよね?


矢部 そうですね。入江くんに限らず、他の芸人さんからもお願いされて描かせていただいたり。
入江 僕がカルタを出した時も(2012年発売『合コンモテモテカードゲーム』)、矢部にイラストをお願いしました。


――入江さんのフリップネタのイラストも描かれたとか。


矢部 描かせていただきましたね。LINEのアイコンで、『この女子いけるいけない』みたいな...。僕としては不本意な画業で、筆が荒れちゃいました。
入江 なんでだよ!(笑)

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――当初の入江さんは、矢部さんと大家さんとのエピソードをおもしろおかしくエピソードトークにしていましたけど、連載が始まった時の心境は?


入江 「作品にしたら」とは、ずっと言っていたんですよね。
矢部 いや、言っていないです。
入江 言ってるよ。Twitterを始めさせたのも僕ですからね。「天気予報を毎日つぶやけ」って。しばらくしたら、「板尾さんと乗馬です」って、Twitterにハマってるんじゃねえか!(笑)
矢部 Twitterはそうですけど、漫画は全くないです。
入江 僕は覚えてます。わびさび室(よしもと社内にある和室の会議室)で話しましたから。
矢部 うわー、わびさび室のディテールは、今日初めて聞きました(笑)。倉科遼先生(漫画原作者)に勧められて漫画を描き始めたんですが、そこそこ売れ始めたら、入江くんがこういうことを言い始めたんですよ。
入江 いいや、違います。


――真相はともかく(笑)、入江さんは著書を7冊も出されていて、著述業という意味では先輩ですし、『大家さんと僕』と同じ、新潮社さんからの出版もありますよね。


入江 そうなんですよ。今、8冊目を書いてます。
矢部 賞はいくつ受賞してるの?
入江 うるせえな(笑)。7冊累計でも、矢部の一冊に全然追いつかないですけど(苦笑)。でも、『夢をかなえる営業力』っていう本の担当者が出版社を辞めた時、優秀だったからよしもとに紹介したんですよ。それが今の矢部の担当ですからね。僕が『夢をかなえる営業力』を出さなかったら、『大家さんと僕』が生まれてなかったかもしれないです。つながるもんですねえ。
矢部 いやいや、無理やりこじつけすぎでしょ!(笑) 漫画を描くことになったから、担当がついただけです。恐ろしい...。
入江 矢部の夢をかなえました(笑)。

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――(笑)。矢部さんも、入江さんのことをトークのネタにしたり、漫画に登場させたりしていますよね。


矢部 はい。キャラクターというか、人間性が他にまったくいないタイプなので、ネタにしやすいのはありますね。「入江くんが...」って言うと、みんな笑ってくれる部分があって、助かりますね。


――これまでの22年間、解散の危機はなかったんですか?


入江 ありましたね。4年くらい前かな? 解散じゃなくて、「活動休止しよう」って言ったんですよ。Yahoo!ニュースに載りたくて、活動休止したら載せてもらえるんじゃないかと思って。
矢部 活動休止に失礼ですよね?
入江 そう言われて、「それじゃ、俺、会社作るわ」って言ったの覚えてますね。
矢部 行き詰まると、入江くんから定期的に新しいアイディアが生まれてくるんですけど、EXILE TRIBEさんがメンバー増員した時には、「カラテカも増員しよう」と言われました。
入江 「3人組になろう」って。ソフトバンクのCMに出る前のダンテ・カーヴァーさんをカラテカに入れようとしたんですよ。そしたら、矢部に「見えない」って断られました。
矢部 その段階で、ダンテさんの人生を背負えないでしょ(笑)。


――見たかった気もします(笑)。泥の97年デビュー組などとくくられることもカラテカさんですが、最近だとガリットチュウの福島さんも売れっ子になりましたね。


入江 すごいなと思いますけど、努力してましたからね。実は福島家には、食べ物とかクリスマスプレゼントとか送っていたので、今でも感謝されます。「お金ない」っていうアピールする家族4人の写真が届いたら、送るしかないじゃないですか。
矢部 僕にも、息子さんの「焼き肉食べたい」っていう動画が送られて来て、奢ったことがありました(笑)。


――97年組からは、あべこうじさん、佐久間一行さんという『R-1ぐらんぷり』王者も輩出していますが、焦りやジェラシーはなかったですか?


入江 ぶっちゃけ、同期にジェラシーはないですね。後輩にはありますけど、一番は相方にあります。
矢部 みんながんばっていて、すごいですね。


――反対に、Bコースさんの解散にショックを受けたりは?


入江 ずっと一緒にいたし、ユニットコントライブもやっていたから、止めましたけど意思が固かったです。そんなBコースのナベを今、会社で雇っていますから、へんな縁だなって思いますよ。


――言葉悪いですけど、ナベさんには一番ポンコツなイメージが...。


入江 言葉悪いですね(笑)。今、がんばってますよ。

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――失礼しました! では、最後に読者へのメッセージをお願いします。


入江 カラテカの22年間の歴史が詰まったライブなので、みなさん、ぜひ足を運んでいただきたいです。
矢部 出版する予定のない漫画を発表する場でもありますので、ぜひいらしてください。



【カラテカ】


チョコレートプラネットが7都市を巡る全国ツアーを開催! 長田「初めての人も今まで来てくれた人も楽しむライブにします」と意気込む!!

3月15日(金)、大阪・YES THEATERでの公演を皮切りに、チョコレートプラネットが全国ツアー『CHOCOLATE PLANET HOUSE vol.1 LIVE TOUR 2019』を開催することになりました。
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今年は大阪、岡山、愛知、福岡、北海道、宮城、東京と全国7都市を巡る彼ら。昨年初めて全国ツアーを開催しましたが、「前からツアーはやりたかったんですけど、集客に自信がなかったんでする勇気がなかったんです。けど、東京で何回かライブをやっていく中でお客さんが来てくれるようになったので、全国でもやっていることになりました」と話す長田。「昨年は地方でもお客さんが来てくれましたし、(反応も)あたたかくて楽しかった。打ち上げもおいしいところばかりでしたし」と続けると、松尾も「打ち上げがゴキゲンだったので、今年もツアーをやることになりました」と同調。もちろん、各都市での公演に手応えも感じたようで「しっかりとウケたので、今年も楽しみですね」と意欲をのぞかせます。

賞レースで結果を出すために全国各地を巡る芸人も多いですが、長田曰く「そこはあまり意識していなかった」とのこと。「自分たちが面白いネタ、やりたいネタをやるというだけでした。もちろん、例えば(観に来てくださった方々への)ボーナスとしてモノマネを入れたネタもやりましたけど、それはみなさんに喜んでもらえたらと思ってやっていただけ。賞レースのことは考えてなかったですね」と話します。
DVD購入者とはライブ終了後、写真撮影も行なったそうですが、「僕はIKKOさんの格好だったんですけど、全都市違う洋服で出るっていう」と話す松尾。「それだけIKKOさんから服をいただいているんです。そういうところじゃないと着られないような服もありますし、いただいた洋服も増えているので今年もそういうのがあればやりたいなと思います」と、サービス精神も旺盛です。

ネタ作りはこれからだそうですが、松尾に「全編IKKOさん?」と振られた長田は「いやいや!」と否定。それでも、「IKKOさんの冒険活劇? IKKOさんのハウスにゾンビが入ってくる話とか?」と期待する松尾に、「いや、1ミリも入れません。それはピンネタでやってください!」と言い切ります。
チョコレートプラネットのコントといえば、長田が作る精密な小道具も特徴のひとつ。昨年のツアーでは事前に郵送したり、車で運んだりして現地へ持ち込んでいたそうですが、「大阪の時に積み忘れがあって。前日のリハーサルで気づいて急遽作りました」と回想する松尾。不備を直すために工具箱は常に持ち歩いているという長田ですが、その時は「東急ハンズで必要なものを買って、その場で作りました」とのこと。松尾が「大体、単独ライブの前日は、長田さん仕切りで、これに色を塗ってとか、これを切ってとか、みんなで何か作ってます」と話すように、今回のツアーでも力作の小道具が楽しめそうです。
ツアーは毎年、恒例にしていきたいと話す2人。も、長田が「シソンヌまでは回りたくない」と笑えば、松尾も「あの2人は気が狂ってます(笑)」と同調しました。

昨年、松尾がIKKOさんの、長田が和泉元彌さんのモノマネで人気を博したチョコレートプラネット。
「今まででいちばん忙しかった。先に相方がIKKOさんでバーっといっていて、街中でどんだけどんだけって呼ばれてたんですけど、僕も街中でそろりそろりと呼ばれるようになりました」と話す長田。「今日、これを見つけたんですよ」と「どれだけ女装セット」と「そろりそろりセット」というパロディ衣装の写真を見せながら、「これは売れたなと思いました」(長田)「衣装を忘れても、このお店に行けばあるんだなと安心しましたね」(松尾)と笑う2人です。

ほかにも「TT兄弟」や「U.S.Aゲーム」など、さまざまな話題を提供してきましたが、今年もいろいろと考えている様子。「TT兄弟は東映さんやディズニーさんとのコラボもありましたし、もうなんでもありです。今年はカーリングのようなダーツのような新しい競技をつくりたい。今はまだ粗い状態なので精度を高めて、ゆくゆくはオリンピック競技になることを目指したい」(長田)と展望します。
昨年開催した小道具を使うコント師たちが渾身のネタを披露する主催イベント『キングオブコドウグ』の2回目の開催も画策しているとのこと。「スポンサーになっていただける企業さんを見つけて、ぜひ開催したいですね」と意気込みました。

「テレビで観るのはモノマネばかりだと思いますが、ツアーではしっかりとしたコントが観られます。モノマネもちょいちょい入れていきますし、初めての人も今まで来てくれた人も楽しむライブにします。ぜひ観に来てください!」(長田)「どこかで絶対に『どんだけ~!』って言うと思うので、どこで出るかを楽しみに観に来て欲しいです」(松尾)と話す全国ツアー『CHOCOLATE PLANET HOUSE vol.1 LIVE TOUR 2019』は、明日12日よりチケットの先行発売がスタート。一般発売は、1月19日(土)からとなります。
ぜひともお近くの会場で、チョコレートプラネットのコントを堪能ください!
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【チョコレートプラネット】『CHOCOLATE PLANET HOUSE vol.1 LIVE TOUR 2019』


元Jリーガーの新たなる挑戦! 近藤岳登、『R-1ぐらんぷり2019』に登場!!

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Jリーガーとして、いくつものチームで活躍。引退後はよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属し、タレントとして活動している近藤岳登。そのトーク力には定評があるところですが、今回『R-1ぐらんぷり2019』に参戦することが決定。1月5日(土)、大阪・なんばパークスホールで行われた1回戦に登場しました。


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近藤はスマイル・ウーイェイよしたかほか、現役芸人たちのひしめくDグループに登場し、フリップを使ったネタを披露。「コンパでJリーガーに声をかけられたら...」という元Jリーガーならではの内容と、持ち味の軽妙なトークが炸裂。2分の制限時間をギリギリまで使い、しっかり笑いをゲットしていました。


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囲み取材では「あれじゃまだまだ」と、まず反省の弁。本人によるとネタ自体は以前から持っていたもので、昨年行われたポストよしもとのこけら落としで披露したもののショートバージョンとのこと。「死ぬほど練習した」と言いつつ、本来ならもっとウケると苦笑い。「90分で戦っていただけに2分は短い」と振り返りました。さらに、サッカーで有名になれなかったことがモチベーションの原動力になっていると明かし、「俳優、モデルもやりたい」と言ったあと「でもオファーがない」としっかりオチをつけるひと幕も。「この顔を全国にアピールしたい」と、さらなる活躍を誓っていました。


囲み会見の数時間あとには審査結果も発表、見事に1回戦を突破しました。1月19日(土)、20日(日)に行われる2回戦、さらに3回戦、その上を目指して、近藤岳登のチャレンジをまだまだ続きます!



【近藤岳登】



『とあそぶ。ツアー~内田彩編~』開幕直前! 天津向が語る地方でのイベントは"青春の忘れ物"?

2018年9月、オタク芸人の向清太朗(天津)と人気声優・内田彩さんによるイベント『とあそぶ。~内田彩編~』が、よしもと幕張イオンモール劇場にて開催。
その好評を受け、『とあそぶ。ツアー~内田彩編~』として、1月5日(土)に大阪・YES THEATER、1月19日(土)に仙台・イズミティ21 小ホール、2月23日(土)に群馬・ながめ余興場という全国3会場、各2公演の全6公演でのツアーを敢行します。


唯一無二のアニソンフェス『アニ×ワラ』を軸に、アニメ関連イベントを次々と打ち出す天津・向に、今回ツアーでタッグを組む内田彩さんの魅力やイベントにかける思いの程を伺いました。

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――今回のツアーの発端となった、昨年9月の『とあそぶ。~内田彩編~』は、どんなイベントだったのでしょうか?


あんまり内田彩さんのファンが、見たことないであろうイベントにしようと思って考えましたら結果おもちゃ箱を ひっくり返したようなイベントになりました。1日2回公演で2回とも違った内容だったんですけど、1本はネタをやったり、もう1本はエチュード(即興劇)、他にもトークコーナーや、逆に喋らなくていい休憩コーナーみたいなのがあったり(笑)。お客さんも喜んでくれて、「エンディングで地方でも出来たらいいですね」って言ったんですが、その足でいろんな会場を探して、異例の早さで今回のツアーが決まりました(笑)。


――ネタというのは?


2人で僕が書いたコントをやりましたね。1回やって、ボケとツッコミを入れ替えてもう1回やってみて、そこで内田さんがアドリブを入れてくれて。


――同じネタを2回続けてやるというのは、お笑いライブでもなかなかないですね(笑)。


そうですね(笑)。全く同じようにやらないであろうとは思っていたんですけど、最初のネタがいい振りになって、どんどんアドリブが入って楽しかったですね。


――お二人の出会いは、向さんが声優として参加した2013年1月放送スタートのTVアニメ『あいまいみー』でしょうか?


はい。そのアニメで、月1回『生あいまいみー』というニコ生の番組があり、僕が声優さんと一緒にやるほぼほぼ初めての番組だったんです。今もそうですけど、当時、お笑い芸人がアニメ業界に関わろうとすると、視聴者から拒否反応があって、僕も最初はそういうのがあったんですけど、「あれ、向、結構いいな」って感じになっていったんですね。僕がニコ生とかSHOWROOMに出演すると「指折るぞ」っていうコメントが来るんですけど(笑)、当時、内田さんが出演しているスマホゲームをさせないために、ファン側から生まれたフレーズがそれです。


――「指折るぞ」は、向さんが出演されるとよく出てくるフレーズですね(笑)。


そうなんですよ。内田さんとのニコ生の番組で、僕のキーワード的なフレーズが生まれたので、すごく感謝しています。内田さんと一緒に番組が出来たから、今のアニメの仕事量があるんだと思っていますね。

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――内田さんは、どんなお人柄なんですか?


これは僕が思っているだけなんですけど、普段のしゃべっている感じはほんわかしていて、天然タイプに見られがちなんですが、すごく芯があって、自分の中でいろんなジャッジが出来る方ですね。あと、まわりによく気を遣う、慈愛のある方です。


――そんな内田さんがジャッジして、出演していただくわけですから、向さんには好感を持っているわけですね。


好感を持って出演してくれているだったら、ありがたいですね。前回のエチュードで、僕は楽しい方向に出来たなと思ったんですが、内田さんは「全然ダメだった。もっとこうしてれば...」というような反省を口にしていて、このイベントに真剣に取り組んでくれているんだなって思いました。


――そして、今回のツアーでは、大阪(1/5)、仙台(1/19)、群馬(2/23)と巡りますが、この3ヶ所を選んだ理由は?


広島県の福山っていうところに生まれ育って、その当時からアニメ好きだったんですけど、アニメのイベントなんて広島に来ることもないんですね。大阪、東京がうらやましいけど、貧乏だし行くのが難しいっていう当時の僕があり、それを踏まえたうえで、ようやく自分でイベントが出来る年齢になって、「あの時の僕みたいな人が日本中にいるんじゃないかな」って思ったんです。正直な話、東京の方がお客さんはたくさん集まりますが、20年前に思っていたことをやらないとと思い、『地方×アニメ』いうイメージで始めたんです。大阪は、僕が12年ほど住んでいたので、その恩返しみたい感じで、群馬は内田彩さんの地元ですよね。あともう一ヶ所、広島だとしたら、内田さんの故郷と僕の故郷で、気持ち悪いかなってちょっと思ったんですよ。


――気持ち悪いですか?(笑)


「こいつ、ツアーで内田さんの地元を見に行き、自分の地元を見せている」って(笑)。そんなことを考えているうち、以前、東北から来てくれた方や、仙台の友達から、あんまり東北でもイベントがないっていう声を聞いたので、いろんな条件が重なって仙台でやらせていただくことになりました


――群馬は、内田さんにとって凱旋ライブの意味合いもあるんですか?


そうですね。翌日(2/24)には、『第6回 GUNMA マンガ・アニメフェスタ』(2/23、24開催)での『声優×芸人バラエティナイト』というイベントに、僕も内田さんも出演しますので、2月23日、24日の2日間で凱旋感があればいいですね。


――2日間とも参加する内田さんのファンもいらっしゃるわけですね。


だといいですね。こういうのが思い出になればいいかなあと。このイベントに来て、泊まって、内田さんファン同士で、ワイワイ呑んだりしながら、自宅に帰って仕事に備えて...っていうことが、一年を通してのいい思い出のひとつになれたらなあって。こんなことを考えるなんて、僕に死亡フラグが立っているような気もするんですけど(笑)。


――いやいや(笑)。向さん自身には、そうした思い出がないわけですね。


全然ないんですよ。だから僕が得られなかった青春の忘れ物を届けたいというか。青春の忘れ物でいいのか分からないけど(笑)、そんなことが出来たらいいかなと思っています。

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――各地のゲストも発表されています。大阪は堀川絵美さん、仙台がバクコメ、群馬がアンカンミンカン(2回目公演のみ)と、それぞれよしもとの芸人さんですね。


堀川さんは、(『新世紀エヴァンゲリオン』の)綾波レイのコスプレをしたりもしていますが、特別アニメキャラを押し出している子ではなくて、器用で面白い子です。内田さんと堀川さんで、ごった煮になっていくのが見たいですね。バクコメとアンカンミンカンは、どちらも"よしもと住みます芸人"で、『地方×アニメ』で考えると、やはり地元で活動している芸人を大事にしようっていう意味合いが強いです。


――こうしたイベントの先に、向さんプロデュースのアニソンフェス『アニ×ワラ』のさらなるスケールアップがあるのでしょうか?


というより、僕の活動がすべて全て『アニ×ワラ』へ向かっているようなイメージですね。自分で年間30本くらいイベントをやっていて、もうイベンターですよ(笑)。アニメ関連の仕事だと、こないだ数えたら僕年間300本やっているんです。ありがたいことですよね。けど、自分の中の今のライフワークは『アニ×ワラ』なんです。ただ、いかんせん今までの『アニ×ワラ』は、アーティストのパワーのみでやっている部分が大きくて。それよりも「向のイベントなら面白い」「出演者が発表されていないけど、向がやる『アニ×ワラ』ならチケット買うよ」という方がどんどん増えてもらえたらうれしいですね。2019年は、特にそのへんを意識しながら動きたいと思っています。


――2020年に日本武道館で『アニ×ワラ』開催という目標もございますが、道筋は見えてきましたか?


やればやるほど、この声優業界のことを知れば知るほど、それが無謀なことだってわかるんです(笑)。でもその無理と思っていることをどうやってやるか、考えているのが楽しいですね。武道館公演が達成できたら、"おもろい"って思うんですよ。ルミネtheよしもとの楽屋で「向が武道館を埋めたらしいで」って先輩が言ってくれてたら、おもろいじゃないですか(笑)。芸人らしい考え方ではありますが、おもしろがって欲しいという思いもあります。

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――そこは芸人の矜持ですね。最後に、読者へ向けてメッセージをお聞かせください。


「内田さんを呼んで何をやるんだ?」と思う人が多数だと思うんです。内容も想像しづらいところもあるし、何やるかわから ないイベントにお金を出しづらいのも分かりますが、自信を持って言えるのは、『このイベント、絶対に面白い!』ということ。終わったら「来てよかった」って言わせる自信はあります。6公演が全部違 う内容ですので、全通する方にも損させない、楽しめる内容になっております。ぜひ、皆さんいらしてください!



【天津】【向清太朗】


乱歩の名作にかたつむり・林&ヒラノ&安達が挑む! 神保町花月本公演『贋作 黒蜥蜴』インタビュー

2019年1月5日(土)から1月7日(月)まで、東京・神保町花月にて、『贋作 黒蜥蜴』が上演されます。

本作は、江戸川乱歩の名作を大胆に脚色した白坂英晃さん(はらぺこペンギン!)作・演出の"贋作"シリーズ第2弾。前作に引き続き、かたつむり・林大介が明智小五郎、ヒラノショウダイが小林少年を演じ、新たに加わった安達健太郎が物語の鍵を握る重要な役どころに扮します。
今回は稽古も大詰めを迎える白坂さん、林、ヒラノ、安達を直撃し、本作の見どころについて大いに語っていただきました。

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(向かって左から:白坂英晃さん/ヒラノショウダイ/かたつむり・林大介/安達健太郎)

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――『贋作 D坂の殺人事件』に引き続き、今回は『贋作 黒蜥蜴』ということですが、なぜ数ある乱歩作品の中から『黒蜥蜴』を選んだのですか?

白坂:『〜D坂』って元々すごく短い話で、小説だと何十ページくらいなんです。それを1時間半に膨らませたので、今回はちゃんと長編の原作の中でトリックがしっかりあって、浮き沈みがあってというような作品を選んで味付けしたいなと思いました。さらに、前回怪人二十面相と戦ったので、今回は違う敵がいいなと思って『黒蜥蜴』を選んだんです。

――明智小五郎のキャラクター付けなどは、前回通りなのでしょうか?

白坂:そうですね。女好きだとかそういう設定は原作にはないものですけど、それはそのまんまやらせてもらっていますが、"贋作"シリーズならではのキャラクターですね。

――キャストの皆さん、ご自身の役どころについて教えてください。

林:今、白坂さんがおっしゃったようにキャラクターとしては、前作そのままの明智小五郎になっています。ただ、今回は『〜D坂』の時より話が難しくて、登場人物がどういう立ち位置にいるか、ちゃんと読み込まないと入ってこない。それだけ深いお話になっているんですけど、みんなで表現できれば前回よりさらに面白くなると思うので、白坂さんと連携してしっかり作り込んでいきたいですね。

――明智小五郎らしさ、スマートさというのは意識されているんですか?

林:僕、恥ずかしながら原作を読んだことはなくて。逆に言えば、先入観なしに台本や白坂さんが思う通りの明智にしていければなと思っています。
白坂:原作で、明智さんってけっこうカタい人なんですよね。やるんだったら崩したいなと思った時に、林さんなら一番イメージを覆せるかなって。もし明智がこんな性格だったらというラインに、林さんがいちばんハマったんです。
ヒラノ:僕も前回に引き続き、小林少年を演じています。白坂さんの脚本・演出の公演だと毎回、最初に長ゼリフをしゃべるのが恒例化してきていて、もはやイジリかなって思ってるんですけど。何ですか、あれは?
白坂:最初の頃はもっと一生懸命覚えてたんですけど、最近サボりだしたみたいで(笑)。
林:確かにそこは見え隠れしてますね。「あ、サボってきているな」って。
ヒラノ:いやいや! だって、どれだけ最初に読み込んで覚えていっても1回、チェックしたら二度と稽古しないじゃないですか。
白坂:あの緊張感がいいんだよ。最近は笑ってごまかそうとしてるでしょ?
林:ショウダイがやってくれることによって、こっちも「ちゃんとやらなきゃな」って思えてたのに。
白坂:上の代をキリッとさせるために、いちばん後輩の君が完璧に仕上げてくるっていう振りが必要だったんだよ。
ヒラノ:そこまで読みとれてなかったですね......。なので、本番で僕ができることは何もない、と。
白坂:そんなことはない(笑)。
ヒラノ:以前やった作品と同じ設定の人物を、違う作品で演じるっていう経験は初めてなんです。なので、前回を思い出しつつも新しい部分を出していければなと思っています。
白坂:彼は、上の代の人たちにも刺激を与えられるマジメさがあるかなと思うんです。小林少年って明智さんにくっついて一生懸命いろんなことやるっていう印象があると思うので、林さんとは逆に原作に近いイメージになっていますね。

――おふたりのコンビネーションはいかがですか?

林:ショウダイとは、これ以外でもよく一緒になっているのでやりやすいですね。
ヒラノ:僕としてもやりにくさはないです。何が飛び出してくるかわからないので怖いですけど。
林:長ゼリフのところで、僕がちょこちょこ入るんですよ。それでショウダイが崩れていくっていうのはありますね。
ヒラノ:ははは!
林:それが僕は楽しいです。

――では、今回から加わる安達さんは?

安達:はい。まさかこんな大役......ナウシカでしたっけ?
白坂:いやいやいや!
林:さっきまで稽古してただろ!
安達:ふふふ......、あのアニメ作品をどこまで舞台でやれるのかなって。
林:文章になった時、スベるやつだぞ。
安達:大丈夫っす。一生懸命、風の谷の平和を守ります!
白坂:(笑)。安達さんの役は、原作には出てこないんですよね。違う小説に出てくるキャラクターなんですけど、あえてごちゃまぜにして組み込んでみたら、こういう役に仕上がりました。
安達:ナウシカじゃなかったんですね......?

――(笑)。大正らしさであるとか、そういった独特な雰囲気は、あとから加わった安達さんからご覧になっても感じられますか?

安達:そうですね。台本が全部、旧かなづかいなので......。
白坂:ウソをおっしゃい!
安達:ふふっ、すげぇ読みにくくい。その辺からも大正時代の感じが出ていますね。
林:まだ衣装を着て稽古していないので、今日の稽古でも「そういえば大正時代は腕時計なかったね」とか、そういう改めて感じる時代感みたいなものはありました。
白坂:たぶん、本番近くなって衣装着て稽古し出した時、一気にそういった雰囲気が出るのかなと思います。
ヒラノ:前回は客席の上に提灯が飾られたりしていたので、今回、そういうところからも大正らしさは感じていただけるんじゃないかと思いますね。

――神保町花月の作品をたくさん手がけられている白坂さんが思う"神保町花月らしさ"というのは、どういうところですか?

白坂:僕が思っているのは、"芸人らしさ"を一瞬でも出してほしいっていうことですね。役を離れるわけではないけど、予期できない面白さが出せたら。カチカチに決めていく役者の芝居では、見られないものだと思うんです。今回カッチリと決まった世界ではあるんですけど、それでも遊ぶところはある。そういうところは、神保町花月でしか見せられないものだと思います。

――稽古でもそういう感じはもう出ていますか?

林:ボケたりするっていうことですか? 僕はもう台本通り......。
白坂:いやいや、ボケる筆頭だよ。
林:まぁ、僕は白坂さんとは何度もやらせていただいていますし、その辺のさじ加減はわかっているかなと勝手に解釈しています。ふざけてみて「ここまではやらせてくれるかな」「これ以上は伸ばしてもキリがないな」というのは、なんとなく判断できますね。
白坂:うん、大丈夫だと思います。

――では、物語の見どころを教えてください。

林:トリックが難しいので1回観ただけではわかりづらいですけど、2回観ると「こことここが繋がる」ってスッキリすると思うんですよ。そういうところは、今までにない作品にできあがっているのかなと思います。
ヒラノ:神保町ではなかなか見られない、エロいシーンがあるのは見どころですね。あとは、あしな(しゅうすけ)さんが1人でいろんな役割を背負っているので、そこも注目してほしいです。
安達:雨のシーンは実際に雨が降ったり、客席のイスがひっくり返ったりするしね。
林:だから、着替えを持ってきたほうがいいですよ。
安達:受付でカッパ配るみたいなので。
白坂:ないない、問題になります! けど、そのまま書いてください。

――わかりました(笑)。

林:神保町花月の年明け一発目なので、気合いが入りますね。僕らにかかっていますからね、神保町花月の全てが。だから、とにかくやりきるだけです。
安達:僕も全てをぶつけます。年明けなので、着物を着てきてくれたお客さんには台本をプレゼントします!
白坂:勝手に決めないで!

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『贋作 黒蜥蜴』
1月5日(土)19:00開演
1月6日(日)14:00開演/19:00開演
1月7日(月)19:00開演

原案:江戸川乱歩 
脚本・演出:白坂英晃(はらぺこペンギン!)
出演:林大介(かたつむり)、ヒラノショウダイ、樽見ありがてぇ(ホープマンズ)、御茶ノ水男子、おだいらつかさ(えりんぎ)、スカイサーキット、あしなしゅうすけ(さざんかポニーズ)、大谷麻乃、山田裕磨(いまさらジャンプ)、ジョー(トーキョー少女)、夏瀬ゆの(Showtitle)/安達健太郎
会場:神保町花月
チケット:前売2800円/当日3300円

神保町花月HP詳細:http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/kouen_schedule/pc/2019/01/post-87.php

チケットは、チケットよしもと(http://yoshimoto.funity.jp)にて発売中!


【かたつむり】【林大介】【ヒラノショウダイ】【安達健太郎】


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